辻占 #006945

#006945
飯を食っては寝て、また起きては飯を食って寝る。そのことだけに追われ、生きたまま一寸刻みに死んでゆくような日々に、背けばおまえの命はないぞと迫られるような一幕は、血湧き肉躍る快事でござろう。
(「桜ほうさら」)