辻占 #009384

#009384
この身を捧げて守ろうとする何ものも持っていない。そのくせ、この身を捧げてしまったら守れなくなるものも持っていない。だから、惜しんでくれる人もいない。
ああ、そうだ。それが悲しい。
(「魂手形 三島屋変調百物語七之続」)